2024年8月「今月のお知らせ」
梅雨明けは遅くなりましたが、今年も猛暑の夏のようです。子どもたちの健康管理には十分に気を付け、“遊ぶ・食べる・休息する” 主体的で対話的な生活(暮らし)を保障し、しっかりと保育を行って参ります。
さて、今月は『発達 2024.178号(ミネルヴァ書房)』より 特集)子どもの生活を問い直す 〜小児科から見る子どもの育ち(身体的・精神的・社会的)の視点~(秋山千枝子)から、一部抜粋してご紹介致します。
こども家庭庁はこどもの育ち部会を設置し、全てのこどもの生涯にわたるウェルビーング向上を図り支えるために「はじめの100ヵ月の育ちビジョン※」を策定しました。
精神的な視点として、親子の愛着関係は重要です。愛着の形成は産後だけではなく、妊娠期から始まっていると言っても過言ではありません。小児科医の筆者もようやく産前産後の重要性に気づいたところです。ここで愛着関係の構築を困難にする要因として「育てにくさ」があります(一部:泣き止まない、寝ない、食べてくれない、夜泣き、癇癪、離れてくれない・・・)。
そんな中、怒らない子育てを共通の認識とする必要があります。
先程の※時に「子ども若者パブリックコメント」が実施されました。この中で、5歳児のコメントとして『お母さんもお父さんも怒らないように、生まれる前に教えといてほしい』とあります。このコメントは私たちの心に刺さります。
因みに、『おこだてませんように』(2008.小学館)という絵本は、家庭でも学校で
もいつも怒られている子どもの気持ちを代弁したものです。「昔はそうだった」「自分もそれで育った」「しつけのつもり」「教育の一貫」「愛情があるから大丈夫」などといった説明は受け入れられるものではなく、子どもの心を傷つけないよう怒らない子育てを社会全体が身に着けていく必要があります。それができる大人が増えることで子どもたちは楽になるのではないかと考えます。
いつもいつも出来ることではないかもしれませんが、焦らずに肩の力を抜いて、共に学び合い・語り合いながら
子育てを楽しみましょう。 (文責:園長)
\助産師・ごっとさん来園予定など詳細情報/
8月のお釈迦様のお言葉
『自利利他』(じりりた)
~「お先にどうぞ」というゆずり合いの心~
「お先にどうぞ」という謙虚の心。
「もし自分が他人からされて嫌なことは決して人にしてはならない。もし人にしてもらってうれしかったことは、自らすすんでしてあげなさい」とはお釈迦様が良し悪しの判断を平易に示された言葉です。他の人のためになることを教えることは非常に難しいことです。しかし自分が何を望んでいるのか、何をイヤだと思うのか、子どもの視線を自分の内面に向かせてあげることは、人のためになる行為を起こす第1歩になるのではないでしょうか。お互いゆずり合い心が満ちあふれれば世の中は心豊かな社会に変わるでしょう。
「Do for Other’s」
8月の行事
1(木)~24(土) 夏期自由保育期間
1(木) 朝のお集まり
お仏さまのお言葉をみんなで聞き、手を合わせます。
1(木)・2(金) すみれくみ(1歳児)保育参加 AM 10:00~11:00
クッキングや感触あそび、製作あそびやテラスでの水遊び…盛だくさんの企画です。お家の方も一緒に楽しみましょう!
8/10(土)~8/15(木) 園内大掃除(ワックスがけ)
開園しておりますが、この期間に保育室の整備を行います。
28(水)・29(木) いちごくみ保育参加
テラスでの温水遊びや沐浴をお家の方と一緒に楽しんだ後は、離乳食の参観もあります!
30(金) 体操教室(3・4・5歳児)
基礎の動き・つみき・なわとび・フープ・ボール・マット…専任講師による全身の運動遊びです。今月もトランポリンに挑戦し元気にジャンプ!
※第一学区のサマーボランティア(小学5・6年生と中学生)や夏休み期間中の高校生が保育ボランティアにきます!
★2~5歳児親子参加行事として企画しております。
<日時> 10月12日(土)
AM 9:30~11:45
<会場> 小真木原総合体育館
3Fアリーナ・1F多目的ホール
☆詳細おたよりは後日配布されます
発育測定
毎月身体測定を行い、大きくなったことを喜び、食育や活動につなげていきます
- 8/1(木)まつくみ
- 8/5(月)ばらくみ
- 8/6(火)さくらくみ
- 8/8(木)ももくみ・すみれくみ
- 8/9(金)うめくみ
- 8/19(月)いちごくみ・たんぽぽくみ
食事目標
★暑さに負けない、丈夫な体を作りましょう★
夏の間の体力を補充するための食事と、休息の大切さを知り、夏ならではの遊びを存分に楽しみましょう
暑さが厳しくなり、冷たいものやひんやりメニューが美味しい季節になりましたね。
園でも、スイカやメロン、かき氷をメニューに取り入れています。かき氷は何種類かシロップを用意し、子どもたちのその時に食べたい味を選んでもらいます。熱中症予防に水分をしっかりとり、暑い時こそたくさん食べ、夏バテしないような体づくりをして猛暑を乗り越えていきましょう。