食事について

⾷事が楽しく、待ち遠しい時間となるように

当園では、園内での手作りでの食事を、つながるいのちとして、おいしい給食チームで実施しています。うす味ながら家庭的な味付けを大事にし、乳幼児期という特性をふまえながら、子どもの一生の食習慣を形成する役割を重視し、保育内容のひとつとして位置付けています。

安全衛生や栄養などの質の確保を図ることを前提におきながらも、食事やおやつの時間が子どもにとって待ち遠しい、楽しいものでありたい。子どもがそのような状態におかれることによって、心が育まれるものと思います。

又、栄養指導、クッキング保育を通して食育を展開、家庭でのお手伝い、台所での親子の触れ合いへとつながればと考えております。

子どもの食事行動には、母親等の心の状態が影響するといわれます。 保育園においても同様で保育士、調理担当者はゆったりとした気分で子どもと向き合えるようにし、食事をすること自体が子どもの楽しみ・喜びとなるよう心がけ、食事を通して子どもの感性を豊かに育てていきたいと考えております。

食事の様子
もうそう掘り
とうもろこしの皮むき

⾷事⽬標

  1. 保育園の食事を通して、天地の恵みを知り、食物に対する感謝の心を持ち、食物のここにもたらされた人々の苦労と、食物の生命をいただくことに対する感謝の心を持つ。
  2. 「いただきます」という言葉に、お米にはお米の命があり、魚には魚の命があることに思いをいたし、感謝の心に通じることを知る。
  3. 食事保育を通して、子ども達の感性と味覚を養い、豊かな満ち足りた心を育む。

保育園における栄養給与量

3才未満児は一日の栄養所要量の50%、3才以上児は40%を目安としております。 残りをご家庭での朝食・夕食で摂るようにして下さい。

食物アレルギー対応について

近年、生活習慣病などさまざまな病気の低年齢化とともに、特定の食物でアレルギー症状を起こすお子さんが増えています。

当園では、園内でのアレルギー発症を防ぐために、初めての食材は、アレルギー症状が現れないことの確認が取れてから園での提供を開始します。

食物アレルギーを持つお子さんには、誤飲、誤食なく安全で確実な除去食及び、アレルギー代替食を提供するために、アレルギーを持つお子さんより「生活管理指導票」の提出(医師記入)をお願いしており、解除にあたっては、完全解除が原則で「除去解除申請書」(保護者記入)をお願いしております。 担当保育士、調理担当者をはじめ、園全体で協力し対応してまいります。

年齢別の食事

離乳食

個別の食事だよりを配布し、ご家庭との交換日誌で連絡を密にし、子どもの成長・健康状態をきめこまかく把握し無理なく進めております。子どもはそれぞれに個性があるので、基準に合わせた画一的な離乳にならないように、嫌がるときは強制せず、楽しくおいしく食事ができるような環境、雰囲気作りをし、歯が生える時期の個人差を重視し、ゆっくりと離乳を進めてまいります。

離乳食 初期
離乳食 中期
離乳食 後期
離乳食 後期

離乳食の進め方の目安

3才未満児

3才未満児 食事例
  • 完全給食(主食+副食)
  • 午前おやつ  牛乳+フルーツ
  • 午後おやつ  牛乳+おやつ
    (カップケーキ、トースト、蒸しパン、うどん、おにぎり等)

3才以上児

3才以上児 食事例
  • 完全副食(主食持参)
  • 午後おやつ  牛乳+おやつ
    (カップケーキ、ヨーグルト、芋菓子、蒸しパン、おせんべい等)